2013-03-11

あの日から2年


PEN

 
  仙台市と石巻市を結ぶ仙石線。
 あの日の午前、車窓から見える海は青く穏やかでした。

 あれから二年。いつも東北に思いを寄せながらも、何もできない無力感を隠しつつ、自分に何ができるかを模索する日々が続いていました。自分のできること、やりたいことはなんだろうと。考えながらも、その対象は次第に「東北」という一地域から「震災後の日本」という漠然と広いけど、自分の足下から確実につながっているものへと変わってきていることに気づきました。
 
 そう思うと気が楽になり、そして歩き出すことができました。今回の進路変更がそうです。まだ、これです、と言えるようなものにはなっていないのですが、動き出してからのこの数ヶ月の日々を振り返ると、歩いているその遥か先には、これまで見えなかった「東北」や「震災後の日本」がうっすらと見えてきました。
 
 引き続き、大きな支援はできないと思います。今の自分は勉強を。そして、つながっている方々を微力ながら支援、応援することが、「東北」や「震災後の日本」の復興を手助けできると思い、歩いていきたいです。

 写真はあの日の仙石線。石巻市にある石ノ森萬画館にちなみ車体にはゴレンジャーやロボコンが描かれています。