2014-02-28

PM2.5



 昨日の雨が、PM 2.5で包まれた街を洗い流してくれたと思ったら、今日は花粉が多いという。

 耐性が強いのか鈍感なのかこれまでは、あまり気にならなかったが、この数日は、なんとなく身体がだるく、口やのどがいがらっぽかった。微小粒子状物質というぐらいなので、直接感じるわけはないと思うのだが、あまりに黄色にくすんだ街中を走っているとそう思う。



RICOH GR

2014-02-24

紙の新聞



 久しぶりに地下鉄御堂筋線に乗ると、新聞を読んでいる人が少ないのに驚いた。昼間の時間帯ということもあったが、ほとんどの乗客がスマートフォンやガラケー。中にはスマートフォンで新聞を読んでいる人もいるのだろうが、紙の新聞をほとんど見ることができなかった。

 日本経済新聞が、約33万人の電子版有料会員のうち、紙の新聞を併読せず、電子版だけの読者の比率が5割(約16万人)を超えたという(昨年12月と1月の調査発表)。それでも、新聞の電子版の流れは止まらないし、その流れを止める必要はないだろう。

 しかし、自分にとっては、物心ついた時から、紙の新聞を読んできたこともあり、今の時点では目の負担や一覧性など機能的な面で紙の方が好きだ。しかし、今後は、電子版を見るデバイスがさらに進化し、紙のそれと同等になった時にはやはり電子版にするのだろうなと思う。それはかつてフィルムとは雲泥の差で「画質」が劣っていたデジタルカメラが、現在のように「画質」が進化し、フィルムカメラと同じように楽しめるようになったように。
 
 そこまで書いて、気がついた。それでもフィルムカメラと同じように紙の新聞は残ってほしいと思っている自分がいることを。



FUJIFILM X-E2  XF 35mm F1.4

2014-02-21

大丸饅頭


 
  「大」の焼き印がユーモラスだ。名前も「大丸饅頭」。百貨店が出している饅頭を食べたのは初めてだった。阪神・淡路大震災前までは大丸神戸店で売られていたが、今は梅田店と福岡天神店で売られているという。

 直径5センチ、厚さ2センチほどのカステラ生地の小さな饅頭。きつね色に焼き上げられたカステラの中には餡。かつては白餡しかなかったらしいが、今は黒餡もある。最近はふわふわした食感の饅頭が多いが、大丸饅頭は小さい中にみっしりと餡がつまっていて、その餡の質感と小振りな大きさのバランスが心地いい。百貨店の中で、1個42円という値段もうれしい。


 
RICOH GR

2014-02-18

風邪



 ここ数日咳が出る。久しぶりに風邪を引いたようだ。大阪市内でもインフルエンンザが流行っているが、それほどひどくはなく、ただただだるく咳が出る。

 野口整体の野口晴哉は著書「風邪の効用」で「大病の人は風邪をひかない」と書いていた。健康な身体は弾力があって、使いすぎて疲労している部分は固くなり、鈍くなり麻痺し、身体の異常や病気も感じなくなり、そんな人は異常に気づかないまま突然、大病で倒れると。そして、風邪を引くと、その鈍い体が弾力を回復するとも。
 
 確かに昔から風邪を引くとつらく、特に病み上がりは、一から身体の動きを点検し動かすしんどさはあるが、治れば、なぜか余計なものが削ぎ落とされたような清々しさも感じる。
 今はその清々しさにはほど遠いが、治った後の風邪の効用を考えると明日がくるのが少しだけ楽しみになる。



 RICOH GR


2014-02-14


 久しぶりに積もった雪。
 こんな日に外出しなければならないのか、という煩わしい気持ちの奥に、少しだけ浮き足立つ気持ちが見え隠れする。二つの気持ちが入れ替わったのはいつからだろうか。


 
 RICOH GR

2014-02-12

ugo


 写真の好きな人たちが集まったグループに入りもう何年たつだろう。職業も年齢も住むところも違う仲間の存在は大きく嬉しい。そして年齢を一緒に重ねていくことはもっと嬉しい。



RICOH GR

2014-02-10

リフォーム


 相変わらずタワーマンションの建設が目立つ大阪市内。その中で外観などリフォームする雑居ビルも以前に比べて多く見られるようになった。リフォームされたあとの雑居ビルに入ってみると、意外にも快適なことが多い。それは数十年の人々のぬくもりが、うっすらと建物の中に残っているからなのかもしれない。



 FUJIFILM X-E2  XF 35mm F1.4
 

2014-02-09

旧正月




 この時期、中国、韓国の旧正月と重なりミナミは観光客でごったがえす。
 道頓堀をカメラを手にあちこち見て回る集団に飲み込まれながら、自分もファインダーをのぞきシャッターを切る。ファインダーの中のカラフルで異形の看板に集中していると、耳から聞こえてくるのは広東語や韓国語だけ。そんな時、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなる。



FUJIFILM X-E2  XF 35mm F1.4

2014-02-03

戎橋



 20年以上前、道頓堀のウエスタンBARで働いていた頃、店が暇な時にはいつも「ひっかけ橋」こと戎橋の上でチラシを配っていた。ひっかけ橋といっても、その頃はすでにそこでナンパなどする人はほどんどおらず、道行く女性に声をかけていたのはホストのお兄さんら
 ウエスタンBARとホストクラブの客層はおのずと違い、橋を渡ってくる人々をお互い瞬時に判断し、カップルやあきらかにホストクラブには興味のないような女性たちにすかさずチラシを配り、艶やかな女性がくればさっとホストのお人さん方に譲る。彼らもお客になりそうにない人が歩いてくると譲ってくれた。暗黙の了解であり、多くの人でごった返す橋ではお互いの無駄のない動きとスピードを大切にした。

 最近では居酒屋など複数の店と<契約>した客引きが活躍し、道行く人にトランプのカードを引かせるようにお店を紹介していく。それはそれで無駄のないプロの動きで圧倒させられる。



 RICOH GR