2014-02-24

紙の新聞



 久しぶりに地下鉄御堂筋線に乗ると、新聞を読んでいる人が少ないのに驚いた。昼間の時間帯ということもあったが、ほとんどの乗客がスマートフォンやガラケー。中にはスマートフォンで新聞を読んでいる人もいるのだろうが、紙の新聞をほとんど見ることができなかった。

 日本経済新聞が、約33万人の電子版有料会員のうち、紙の新聞を併読せず、電子版だけの読者の比率が5割(約16万人)を超えたという(昨年12月と1月の調査発表)。それでも、新聞の電子版の流れは止まらないし、その流れを止める必要はないだろう。

 しかし、自分にとっては、物心ついた時から、紙の新聞を読んできたこともあり、今の時点では目の負担や一覧性など機能的な面で紙の方が好きだ。しかし、今後は、電子版を見るデバイスがさらに進化し、紙のそれと同等になった時にはやはり電子版にするのだろうなと思う。それはかつてフィルムとは雲泥の差で「画質」が劣っていたデジタルカメラが、現在のように「画質」が進化し、フィルムカメラと同じように楽しめるようになったように。
 
 そこまで書いて、気がついた。それでもフィルムカメラと同じように紙の新聞は残ってほしいと思っている自分がいることを。



FUJIFILM X-E2  XF 35mm F1.4